2016年07月18日

おかえり、大盛。








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歯の奥をグッとかみしめながら

ポンポンと肩のあたりを

少し強めに2回たたき

彼をここから送り出した。





かける言葉と同時に

流れる涙を

抑える自信がなかったからだ。

20年以上も和牛肥育に携わり

全く青臭いと思いながらも

この仕事に

唯一矛盾を感じる瞬間だ。






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3つの箱に収められ

この牧場に戻って来た

大盛くんの内臓に手を合わせる。

優しくて泣き虫な彼の眼を思い出す。

東京出荷という選択肢も当然あったが

この目で見届けたいという理由から

大盛くんをこぶ黒として

販売したいと決めたのはワタシだ。

ひとかけらも

無駄にはしないよ、キミの命。






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posted by teru-teru at 22:03| 北海道 ☔| Comment(2) | ♪牛くんのお話。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本当に矛盾を感じますね。でも、こぶ黒を待ってる人がいるから。
この気持ちを私も大切に仕事していきます。
Posted by しみず at 2016年07月19日 07:52

しみずさん。

いつになったら、この
罪悪感にも似た意識が消えるんでしょう?
大切に使います、大盛りくんのお肉。

Posted by teru★ at 2016年07月27日 21:40
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